記憶喪失になった人物との会話シーンを妄想していたら、「二回目の初恋」という言葉にたどり着いた。
好きな人がいたこと、恋人を想うときの気持ち、そういった宝物とも言える感覚が消えた。
これは不幸なことだと思う。
でも、どんな感覚だったかわからないということは、
まだ恋をしたことがない人のように「恋ってどんなものなんだろう?」という状態でもあるので、
記憶喪失中に誰かを好きになった場合は、また初恋と同じ体験ができるわけだ。
「初」という文字がついてるのに二回目、という奇妙なこの言葉。
趣のあるおもしろい言葉だなぁと思った。